先日、ヤクルト‐広島で青木の死球後、次打者・山田の打席の時に、広島ベンチから
「もう一発!」という声が届き、ヤクルトベンチが色めき立ちホームベース付近で口論となった。
人道で考えれば、当てておいてもう一発はないだろう、ということになるのだが、
プロの勝負師の戦いということで見ると、負けている方がぶつけられて怒ってもかっこ悪い。
しかもこの試合、死球時点で13点差がついていた。
怒る前にプロらしい試合を見せてからにしろ、とも言いたくなるものだ。
広島からしたら、野球がうまくなってから文句言ったら?ということになる。
負け犬の遠吠えだ。
おそらくヤクルトの選手は率先して怒る気にはならなかったはずだ。
先頭に立って向かって行ったのは首脳陣だった。
首脳陣としては、威嚇のような態度の相手を放っておくことは選手保護や自チームに対する
自分の立場ということから飛び出さなければならない。
だが、選手は大差をつけられていて、ファンに申し訳ない、恥ずかしい、という気持ちがあるはずだから
怒るにも怒れなかったはずだ。
むかつくけど、俺達怒る立場にないよな、と。
実力の差に格差が激しい高校野球にはもっとあからさまの行為がある。
明日へ
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