歳には勝てない、歳だな、という通念。
今、球界復帰を口にした新庄。
これについて、宇宙人とされた新庄も不安を口にしているので、そう変わり者でない人間性を感じた。
だが、新庄ほどの身体能力の人間が、ブランクを経て、50歳を手前にして、どんなパフォーマンスが
可能なのか、見てみたいものだ。
戦力うんぬんより、どんな話題を振りまいてくれるか、どこか1球団手を挙げたらおもしろいのに、
と思う。松坂よりはよっぽど興味がある。
アスリートというものは現役中、それまで根詰めてやって来たため、引退すると
解放されて、だらける。
今までの規制がある生活から解放され、こんな世界が幸せだ、と。
そんな生活にも飽き、物足りなくなって体を動かしてもかつての動きができない。自分に愕然とする。
生きて行くには仕事は他にもあるし、闘争心や執着心もなくなっている。
苦しい思いに耐えられるだけの胆力もない。
だって、動きが元に戻らなくても死なないもの。
そうしているうちに、他にやることがいっぱいできてきてどんどん遠ざかる。
それを歳による衰えとする。
引退しても同じことを続けていればどうなるかわからない。
生活に困らなく、意欲があれば、体力は少しずつの衰えで済むだろう。
そうして寿命を延ばすことがきっとできる。
ストイックなイチローが何歳までどんな運動能力を見せるか、何歳まで生きるか、楽しみだ。
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