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強い相手と戦える幸せ

高木美帆が最後の種目で優勝し、有終とした1000メートルはオリンピックレコードでのものだった。

快心のスケートでゴールした後は両手を挙げてガッツポーズをしていた。

しかし、この時点でまだ優勝は決まっていない。

小平を含めた、後の選手の結果によるのだ。

快心のスケートをした高木にとっては、もちろんこれで金メダルは欲しいものの

そうでなくても、満足の行くレースだっただろう。金メダルはあくまでも結果だ。

 

ここで金メダルにこだわってしまうと、相手の失敗を願うことにつながる。

自分のベストを尽くした結果が金だったというだけで、相手もベストを尽くせばいい。

高木にとってオリンピックは本気を味わえる場所。幸せ。だそうだ。

つまり、世界中の強者がここを目指して、ここがピークになるように集まってくる。

そこで戦えることがアスリートとしては幸せなわけだ。

だからその中で自分のベストの戦いができることがいい。

相手が弱い中で金メダルになっても仕方がない。

逆にベストを尽くして強い相手に負けても充実する。

 

タイムで順位を決める競技や採点で順位を決める競技は自分のベストを発揮することに努める。

ゴルフは紳士のスポーツとして相手のヘマを願ったりしない。

いいショットにはナイスショット!の掛け声を惜しまない。

もちろん勝負であるからその中で相手のスコアやタイムを見ながら、自分の技を選択するということはある。

ここでも自分の持てる最高のパフォーマンスで勝負すればいい。

対戦型でない競技は自分のベストを尽くせばいいのだ。

 

野球やサッカーなどチーム対チーム、テニスやバトミントンや柔道のように1対1で両者が

相手と交わりながら相手によって攻めと守りの戦略を練っていく競技が対戦型だ。

明日へ続けよう。

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