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プロのセカンドにずっとセカンドをやってきた選手はいない

FUKUOKA, JAPAN - FEBRUARY 28: Infielder Ryosuke Kikuchi of Japan throws to the first base in the top of the fourth inning during SAMURAI JAPAN Send-off Friendly Match between Japan and CPBL Selected Team at the Yahuoku Dome on February 28, 2017 in Fukuoka, Japan. (Photo by Masterpress - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images)

アマチュア時代からセカンドとして活躍し、プロでもセカンドでレギュラーという選手はいない。

その理由は、プロになるくらいの選手ならアマチュア時代はチームの最も中心になる選手のはずだから

そういう選手はピッチャーやショートとして使うからだ。

 

セカンドができる選手は機敏でグラブさばきが良く、ゴロを捌ける選手ということになる。

この条件はそのままショートも必要とされる。

だからショートができる選手はセカンドができるということになるが、セカンドができても

ショートでは足りないということがある。

それはファーストまでの距離が長くなるので、肩の強さが必要になるのだ。

 

プロのセカンドを見回してみるとアマチュア時代はショートをやっていたという選手ばかりだ。

史上NO.1のセカンド菊池も大学時代はショートだった。

今岡は高校時代背番号4でセカンドをやっている。

プロでもセカンドだった。

だからセカンド専門かと思いきや、大学時代はショートをやっている。

高校時代セカンドで、レベルが上がる大学に行って難しくなるショートをやるという

珍しいケースだ。

全日本では今岡、井口、福留という後にプロで一流選手となる3人がショートで

重なってしまったのでセカンド今岡、サード福留、ショート井口という布陣になった。

 

その今岡も名門PLだから、セカンドをやったのだろう。

PLにはショートができる選手がわんさか入部して来るから適性やバランスを考えての布陣になったはずだ。

今岡も高校レベルのショートはできたはずだ。

 

全日本で今岡がショートを譲った当時学生NO.1野手の井口もプロではセカンド歴の方が長い。

福留は肩の強さを生かして、またショートとしては不十分で外野へ移った。

ところが、今岡のPL時代、1学年下でエースだった松井がプロでは屈指の名ショートになるというのもおもしろい。

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