各地で高校野球がはじまり、大会序盤の戦いはレベルが低いものがつづく。
そんな中、神奈川は早くも第一シードの桐光学園が甲子園優勝経験のある法政二とあたり、
6-4の接戦を繰り広げた。
さすがはマンモス大会。早い段階で強豪同士の戦いが随所で行われる。
勝負が拮抗している試合はレベルの高低は関係なく、ヒットを打った選手、とりわけ
タイムリーを打った選手はガッツポーズをする。
この一戦に賭けている選手が最高の成果に喜びが爆発するのは当然だ。
だが、ベースに着いた途端にガッツポーズで味方ベンチやスタンドに向けてやってしまうと
フィールドの野手から目を離すことになる。
カットマンの野手がボールを持っているので、その後、進塁を狙えるケースはほぼないのだが、
カットマンの選手がまだ、ダイヤモンドまで戻ってきていない、つまりボールがダイヤモンド外に
ある時に、ガッツポーズをするのは気が急いている。
また、二塁打などを打って塁に到着すると、まだボールが戻ってきていないのに
すぐにタイムをかけようとするランナーもよく見かける。
今は打席に入る際の装着が多いから外そうとするのだ。
エルボーガード、リストサポート、レガース、バッティンググローブと
外さなければいけないものがいろいろあるので早くタイムを欲しがる。
装着物がなければ、ランナーはいちいちタイムを要求しない。
または、塁に着いた途端、野手やボールから目を離し、これらを取り外しにかかる。
プロでさえも、塁に着いたら一目散というシーンはよく見かける。
これらがいつも気になる。
しっかりワンプレーが終わってから目を離してもらいたいものだ。
ガッツポーズに関してはタイムがかかってからにしてもらいたいものだが、
そうすると間を外し、一気に加熱から離れ冷めてしまうので、かっこよくはできなくなる。
だからどうしても興奮の最中にやりたくなるものだが、勝つためには必要のない行為だ。