春のセンバツを終えた時点での実力では、全国の高校生から代表選手を選抜して
大阪桐蔭と戦っても、つまりオールジャパンVS大阪桐蔭としても大阪桐蔭が勝つだろう、と
この場では記した。
夏となってもやはり大阪桐蔭がオールジャパンに勝つであろう。
ただ、野球にはピッチャー1人の快投で強豪にも勝つことができるという競技の特性がある。
いわゆる超高校級と呼ばれるようなピッチャーがいるチームがあれば、今回の大阪桐蔭にも勝てる。
ただ今大会、それだけのピッチャーは見かけない。
したがい大阪桐蔭の春夏連覇まであと3つとなった。
興南が春夏連覇した際、解説者席にいた横浜高校の渡辺監督はライオンのよう、と評した。
その興南には松坂がノーヒットノーランをやれば勝てる。と言った。
総合力では興南の方が上だが、勝機は松坂がいることによる、という意味だ。
完封で充分のところ、わざわざノーヒットノーランを持ち出したのは、松坂が実際に
決勝でノーヒットノーランをやったからだが、つまり超高校級の松坂の快投があれば
ライオンにも勝てるという野球の特性を無意識にも説いた形だ。
そうなると、NO.1ピッチャーが大阪桐蔭を相手に投げる必要があるが、NO.1ピッチャーさえも
大阪桐蔭の前田だから、前田が自チーム、つまり大阪桐蔭相手に投げるしかなさそうだ。
大阪桐蔭も連覇が目標でありながらも、そういう超高校級のピッチャーと対戦したいことだろう。
明日へ続く。