高校野球を題材とした下克上なるドラマが放映されているが、そのタイトルからして
弱小や負い目のあるチームが駆け上がっていくのだろう、と連想される。
スクールウォーズは実在のチームをモデルにした、まさにこの下克上ドラマだった。
何度も何度も再放送され、思春期の若者の涙を誘い、心を鷲掴みにしてきた。
高校野球の差は環境による。
環境とは、設備、道具、指導者といったようなこと。
これらは学校の支援で成り立つ。つまり金ということ。
野球を強くすると決断し、予算を組んだ学校が強くなる。
この決断により、金をかけることで指導者を筆頭とする実績のある人を呼ぶことができ、
これを通じて選手集めのパイプができる。
こうして優秀な選手を広範に集めることができ、それはすでに体格や技術を備え、また
将来性も見込める選手が集まることとなる。
同時に広範な情報も得ることができる。
素地のある選手たちに金をかけ、鍛えることで技術は身に付きやすく高みにたどりつきやすくなる。
この循環により、そこへ意識が向く人たち、それは学校上層部、父母、OBの熱が高まれば、
強豪校となってゆく。
かける金の差で環境に差がある高校生だが、同じ人間で同じ高校生の一発勝負という条件は一緒にしてある。
ここに逆転の光明がある。
下克上はここにある。
次回へ続く。


