球数制限は複数ピッチャーを抱える強豪校が有利になり、選手を集められない公立校や
一大会に全てを賭けたいピッチャーがいるチームに不公平という多くの見方があるが、
公平か、不公平かは誰にもわからない。
なぜなら、優勝とは最も優秀なチームに与えられる称号であり、
その優秀さとは戦力が高いこと、つまり、優秀な選手が多いことも、その1つだから。
優秀さとは他に、一人一人を比べたら、劣っているようでもチームとして勝負すると
戦略に長け、勝つことができるチームとか、大エース1人を育て上げ、勝ち上がることとかもある。
だから、短い期間のトーナメント戦で勝負することが最も優秀なチームを決めるシステムなのか、
公平か不公平かもわからない。
本当に強いチームを決めるのは、ワンマッチか、トーナメント戦か、リーグ戦か。
高校野球はトーナメント戦を採用している。
ワンマッチなら、両チームの肉体が充実した時に対戦できればベスト。
ピッチャーが勝敗の行方を握る野球ではしっかり間隔が開いた状態でエースが登板できれば
怪物ピッチャー一人で勝つことも可能となる。
トーナメント戦では組み合わせによって勝者が変わる可能性がある。
相手に恵まれて勝ち上がったチームが、強豪との連戦をこなした後の優勝候補に勝つことがある。
リーグ戦を採用するプロの長いシーズンは、負け試合を作りながら、
勝てるピッチャーで確実に勝てる試合をモノにしていく。
当然、優秀な人材を多く抱え、特にピッチャーの枚数が揃うチームが白星を重ねられる。
そして、140試合以上もやっておきながら、星1つの差でもチャンピオンと敗者に分かれる。
しかも、両者の対戦成績では、敗者が勝ち越していることもある。
また、CS制度ができてからは、リーグチャンピオンという最強チームを決めておきながら、
日本一の称号を与えられるのは別のチームという今年のようなことも起きている。
今年の横浜が日本一強いチームとされていることからも、
どういうシステムが最強を決めるのかわからないということになる。
どの戦い方で強者を決めることが、真の優勝なのか。
消耗戦なら勝つけど、一発勝負なら負ける。
トーナメントの妙で勝敗が転じ、長丁場のリーグ戦では戦い方が変わる。
一発勝負で勝つのが本当の強者か、連戦を勝ち抜くチーム力が求められるのか。
数十試合負けようが、ひとつ勝ち数が多いチームが優勝となるプロのペナントレースか。
それぞれ、仕組みが違うのに、納得して受け入れているのだから、何でもいいってことなのか。


