群を抜く飛距離を持つ打者の打球をピンポン玉と表現する。
ピンポン玉とは卓球の球だ。
あの球って飛ばないよね。
軽く打ち返している、という表現なのだろう。
スーパーボールのことを意味しているとも聞くが、やっぱり軽く打ち返す様子を
表現しているのだろう。
大谷の場合、軽く扱っているのは、ボールの方ではなく、直接触れているバットのように思える。
子供が使うカラーバットを扱うかのごとく木製バットを操っている。
あんなに軽々振るなら、努力の象徴のように語られる素振り一日1000回も不要。
だってカラーバットを素振りする人は子供ですらいないもの。
ボールならゴルフの方が実際には飛ぶけど
軽々を伝えるならピンポン玉の方がイメージつきやすい。
カラーバットでピンポン玉なら片手でもはじき返せるもの。
同じように火の玉ストレートというのも、速い、を想起させるのか。
火の玉とは霊魂宿るというあれだよね。
瞬間に移動して、パッと消えたりするから素早いということか。
それなら速い球というより鋭い変化球の方が合っている。
イメージは摩擦で火をおこすということか。
空気を切るようなスピードで進むと摩擦で火が起きるから、そこから速い球へと
連想するのか。
ゴゴゴゴゴと炎がつつむような火の玉ストレート。