プロのピッチャーの評価は勝ち星ではなくなった。
例えば毎試合のごとく10点獲られながら、毎試合勝っていても
それはラッキーとしてしか評価されない。
勝ち星がつくとはそういうことがあるからだ。
そういう意味では防御率は評価になる。
逆に10敗しても1点台ならアンラッキーと評価できることになる。
10点獲られて10敗ならそりゃそうだろとなる。
そうなると、勝ち星ではなく試合をつくるか、計算できるか、となる。
試合の勝ち負けは究極ピッチャー一人ではどうにもできない。
0点に抑えれば負けはしないが、勝てるとも限らない。
だから勝ち星の数は評価ではない。
0点に抑えれば最高だが、毎度、毎度、それは不可能だ。
だから、試合をつくるということが評価の対象となる。
つまりそれはクォリティスタートということだ。
登板試合を全てクォリティだったら負けが多くても満点の働きということになる。
リリーフは1イニングだったり、一人の打者だったりするから、
リリーフだったら失点0、ワンポイントは与塁0。
先発はクォリティスタートをどれだけ決めてくれるか。
だからローテーションを守ってくれるピッチャーは重宝する。
これからはローテーションという概念は少しずつなくなってはゆくが、
計算できるピッチャーは最も評価される。
10年ローテーションを守ったというピッチャーはいるのか。