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サインなんて俺が書いてやるよ

サインを欲しがる心境はどのようなものだろう。

アメリカはサインをもらう文化だが、子供はサインをもらったらすぐ喜んで走って行ってしまう。

 

サインをもらうということはその人のファンのはずだ。

だったら、そばにずっといた方がいいだろう。

もらった途端、本人よりサインボールに目をやっている。

 

これはただの旧弊だろう。

そうすることがいいという思い込みに思える。

そうすることとは皆がサインをもらっているからうれしいことなのだという思い込み。

 

また、無意識にも高値がつくことへの打算だろう。

つまりサインをお願いするとは、お金をねだるということが潜在している。

 

サインなんかうれしいかね。

握手はしたい。

 

サインをもらうとは時間を拘束したということだ。

一生のうち自分と彼の時間が確実に存在した証になる。

 

サインより手形がいいけど汚すわけに行かないし、そんな道具も持ち歩けない。

物をもらうのは気が引けるし、その場にあるかわからないし、

使うからあるわけだから断られやすいし。

 

そこでサインとなった。

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