岩隈が引退を表明した。
日本に戻ってからは1軍登板がなかったとの事だ。
岩隈ほどのピッチャーでも一度衰えた実力は、取り戻せなかった。
近鉄戦士は残すところ2名、坂口と近藤だけとなった。
今週は10.19で始まった週なので、月曜日から32年前の10.19を連載している。
2試合目も接戦となり、この川崎球場の興奮を伝えようと、急遽全国放送が始まった。
7回裏に飛び出したロッテ・岡部のホームランには
「ロッテもプロです。ザ・プロフェッショナルの意地」と実況が伝える。
そして、同点で迎えた8回、ブライアントの勝ち越しホームランが飛び出すと、
3塁側ベンチ前の近鉄ナインは大喜び。
またしても、でかいケツで中西ヘッドコーチがブライアントをホームベースで迎える。
勝ち越した近鉄は、8回の守りからエース・阿波野を1試合目同様、投入する。
テレビの方は、CMカットで放送するという、異常な状況となった。
すると、8回、高沢のホームランでまたも、同点となる。
9回表、2死から大石が2塁打で出塁すると、テレビ朝日はニュースステーションがはじまった。
久米宏は
「今夜、お伝えするニュースが山ほどあるんですが、」
と前置きしながら、野球放送を続ける英断を下す。
2塁に大石を置いて新井の打球は3塁線を襲うが、水上が横っ飛びから1塁で刺す。
これに、「ディス イズ プロ野球!!」と実況が叫ぶ。
攻守交替の際に、スタジオに戻ると久米宏が
「ディス イズ ニュースステーションでございます。」
「どんな番組になるか今夜わからないのですが、伝えるニュースもいっぱいあるし・・助けて下さい」
とした。
そして9回裏、バント処理をミスした近鉄は無死1,2塁としてしまう。
ここで、後世に語り継がれるプレーが起きた。
明日へ。
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