始球式に登場した王。
「王さん、甲子園で始球式 久々マウンド、外角ストライク」
絶対的におかしい点があったという話をした。
その話はコチラで 。
紹介の仕方がおかしかったのだ。
「王貞治会長による始球式です。」という場内放送。
王をソフトバンク球団の会長としてこのイベントに呼んだんじゃないだろう。
高校野球で華々しく活躍した野球界の頂点として呼んだんだ。
ソフトバンク球団の会長ということは、高校野球とは何ら関係ない。
どこかの社長や会長がその身分からイベントに招待した場合はそれでもいい。
「王貞治さん」とか「王貞治氏」とか「元高校球児の王君」
であり
「王貞治会長」は気持ち悪い上に、気分が悪かった。
その前段階の王がマウンドへ向かう時から私の憧れの王様であり、
場内全体が敬意を表している王様に対する登場シーンとしてはもの足りない場内放送だった。
「早実で優勝し、プロ野球の世界でも大きな足跡を残されました。」
などこの瞬間を注目している人間で知らないヤツはいない。
今更こんな紹介をするのは、王貞治登場の醍醐味に水を差す。
王貞治が始球式をやるということはどういう意味があるかを考えれば
こんな紹介は無駄であり、余計だ。