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何度もチャンスを与えてもらっている東大野球部

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東大が6大学リーグに所属していることには飽きているという話をしたのが先週の事。

それはコチラ⇒2017-10-13 東大は勝ち点ゲットだけで1面トップ

 

高校は、全国横一線での取り組み、戦いであり、

高校生が野球に打ち込むには、高校の野球部に所属するしかしかないと言えるほど

選択肢の幅が少ないため、高校野球は、弱小と強豪が入り混じる。

それでも、実力のある連中は、大会のちょっとの間だけ弱い相手とやることを我慢して、

普段は強いチーム同士で実力を伸ばす。

 

プロは金という力で、弱いチームも強くなれる。東大は強くなりえない。

国立大学であり、野球推薦がなく、

しかも入学するには日本の大学では最難関の試験を突破しなければならない。

野球エリートが集まる他の5チームは、無条件で東大と同じリーグにいなければいけない。

 

東大と同じリーグで野球をやらなければいけないということを嫌って、

他の5大学へ進まない高校野球の選手もいる。

 

しかし、他の5大学で野球をやる魅力が大きく、そこは我慢しようと決意する選手も多い。

6大学野球は有名で歴史があり、環境やプロへの道が整備され、たとえ野球をやめても就職に有利だ。

注目度が高く、首都東京の神宮の舞台で野球をやるという目標を持てる。

 

しかし、他の大学の選手、関係者、学生、野球ファンはもう飽きており、やるにも見るにも堪えない。

東大は実力相応のリーグで野球をやってしかるべきなのだ。

6大学リーグは他の大学を入れるのか、解体して別のリーグを作るのか、それともまた別のものか。

一つ勝つ瞬間にだけ価値を見出そうとしているチームなど余興に過ぎず、勝負事としては価値がない。

 

東大と試合をする相手チームは、勝とうとする闘争心が湧かない。

連敗の汚名は逃れたい法政は勝とうとしただろうが、

普段は東大を相手をしなきゃいけないことが面倒臭く、他の強い大学とやりたいと思うはずだ。

 

東大は、野球を強くするために、野球がうまくて成績優秀な高校生に

入試突破のテクニックを教える取り組みをしていると聞いた。

教育ということや、いわゆる勉強をするということをはき違えた取り組みだ。

 

最高峰の大学である東大が、

野球を強くするために試験に受かるための学力を詰め込むことに意味があるか。

個人が東大で野球をやるために、試験のテクニックを探すという行動は理解できるが、

学校側からその取組をするのはおかしい。

教育は人を育てること。日本を支える人材を育てることに東大は存在する。

 

他の5大学に勝つために、取り組んでも野球エリートには勝てない。

野球エリートが敗けることの方が問題とも言える。

 

何度も何度もチャンスを与えてもらっているのに、同じことを繰り返しても、

まだ、神宮という舞台で、野球エリートたちと野球をやらせてもらえる恵まれた連中だ。

ここまで負け続けて、失敗し続けて、チャンスをくれる世界は、他にあまり思い浮かばない。

 

受験は一発勝負だし、高校野球も一発勝負、会社なら降格かクビ。

東大野球部はずっと6大学リーグにいさせてもらっている。

 

東大生も、もちろん大いに野球をやればいい。やりたい奴が情熱を燃やせばいい。

その中から野球で立身する人間が出てもいいし、一生、野球に携わる人生を選択することもある。

一生懸命やって野球が弱いなら去ればいい。

この先も勝てないことがわかっている6大学から去ればいい。

相応のリーグで情熱を燃やせばいい。

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