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凡打のほとんどがミスショット 成功体験Ⅱ

投球は目で捉えるため、プロのピッチャーの球も見極められる素人はいるだろう。

その素人が、プロでないのは体力と技術がおっつかないから。

そして、個人の問題以外に大きい理由は、バッティングはそもそも

失敗の確率が高くできているということだ。

2019-11-29 素人とプロの差は体力、次に技術 球を見極める視力は素人の方が高いかも 成功体験

 

スピードある丸い球を丸まっているバットのわずかなスイートスポットに当てて、

それもタイミングよく弾き返す必要がある。

さらにそれらがうまく行っても、野手がいないところに落とさなければいけない。

自分が1塁に到達するより相手が早く処理できないところに、と、こういういくつもの

条件をクリアしなければいけないから打てないということになる。

 

凡打のほとんどがミスショットなのだ。

ピッチャーにやられたというケースの方が少ない。

だから失敗を繰り返していながら、次は打てるだろう、打とう、とする。

打てない球でないと思っているから。

ミスショットしなければ、打てると思っているから。

そして、自分がうまく打てたとしても、次に続く打者も自分と同じように思っているので

今度はその打者が凡打する。

それの繰り返しで、スコアボードに0が刻まれる。

 

失敗の確率の方が高いはずのバッティングなのに、いや打てると思い込み皆が打席に立つ。

そんな確率なのだから連打になる確率など本当に低い。

一度の成功体験を大事にし、いつも思い出そうとしてきっと次は打てると思い、

またミスショットする。

そして良くて3割の成功。

失敗でできているから。

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