飲み屋がやっていないから路上で飲む奴が増えているという話。
また、野球観戦も野球に集中せず飲食に興じるスタジアム作り。
衛生、安全、美観を大きく損ない大迷惑をかけるのが路上での飲食だ。
そして何より、みっともない。
路上で飲みたいと思う発想があるということはそこで大騒ぎするはずだ。
こういう感覚の奴は歩きながら食べても、電車の中で食べても恥ずかしくない奴と同じ感覚の持ち主だ。
路上で飲食することがはしたない所作と心得ている人間の感覚はハナから恥ずかしくてできない。
路上の飲食がみっともないこととわかっているから。
路上で物を口に入れるということすらみっともないことだ。
野球場で見かける飲食。
フラッと寄った球場で果ては草野球からのアマチュアを観戦する野球好きが口にする、
おにぎりやサンドイッチやコンビニ弁当。
高校野球予選でもピクニックかのごとき、食べることもセットとして興じている。
目にするその光景は、やっぱり品がない。
品を持って観るべきというわけではなく、遠慮や配慮、分別は頭にかすめないものなのか、
という感想なのだ。
飲み物は、飲食に興じているというより、観戦中の水分補給ということでいいだろう。
球場で水分をとらないでいるのは、危ない環境におかれる場合がある。
食べる行為は必要なかろう。
今、食べなくとも、その前に食べてくるなり、終わってから食べるなりすればいい。
そして、球場は物を食べる場所ではない。
野球を観戦する場所だ。
食べる場所は飲食店があり、そこがすべき場所。
アマチュア野球の球場で食べる姿は
コンビニの前でたむろし、しゃがんで食べたり、
電車の中でお弁当を広げたり、歩きながらほおばったりする姿と変わりない。
食べるべきところで、座って、食べる行為をすることがやっぱり行儀いい。
そもそも、食べる行為は不遜な行為だ。
食べなきゃ生きていけないから他の命を消滅させてでも、この行為は仕方ないものとされている。
そんな不遜な行為に少しでも行儀をもたせ、その命への思いを込めて、いただきます。と言い
ごちそうさまでした。と言い、そしてテーブルマナーがある。
高校野球はそんな不遜な行為をしないよう、球場では食べ物を販売していない。
少なくとも予選ではそうだ。甲子園はどうも販売しているようだ。
球場で食べることが
コンビニ前で食べることや電車の中で食べることのように恥ずかしくないと認識されているのは、
プロの球場がそうしている影響だ。
プロは、飲食を含めてエンターテインメントとして球場を作り、演出、創造している。
球場全体がテーマパークとなっているから。
だから、提供する側がそう作っているのだからいいということになるが、
アマチュアの観戦でスタンドを食卓にするのは、やっぱり気持ち悪い。
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