未熟な生徒を野球にて鍛えることにより肉体、精神を向上させることが高校野球であり、
部活動だから、その仕組みからして無駄であっても試練があっていいとされる。
それらを重んじる高校野球だから無駄な時間こそが有益となる。
合理や効率は不浄とさえ捉えるから、そんなことより苦労こそ大事なのだ。
2023-1-19 楽して勝っても意味がない 涙を知らない奴に明日はない
そういう仕組みだから、基本的な考え方は一方向へ進みがちとなり、これを逆流させる、
あるいは止めることさえ難しい。
そのため、努力は裏切らない、練習は裏切らない、などということを妄信する。
妄信でなくともたった一度の成功を証拠として信じる。
きれいなことだから、言いやすいのでそれをやっていれば問題ない、それをやらなければいけない、
と指導者も選手も思い込む。
裏切られていることの方が圧倒的に多い。
裏切られているというより、思う通りの成果でないと言った方がいいか。
その方が圧倒的に多いのだ。
その中での成功の時は印象に残るからきっとこれが正しいものだ、とまたその不当の一回を求めたがる。
野球で実力をあげるには、あるいは目上の相手に勝つためには、情報、経験、体力だ。
練習量では断じてない。
もう一度明日へ。