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ゲッツー崩れ 失敗か想定内か

ゲッツー阻止とゲッツー崩れについて記していると

池江璃花子の報に降れたので2日空いて、今日はゲッツー崩れを記す。

2019-2-12 ゲッツー阻止とゲッツー崩れ

 

ゲッツー崩れとはゲッツーを取りにいった内野陣だが、ゲッツ―が完成せず失点をするという

ケースを言う。

無死か1死で1,3塁または満塁の時、内野陣が2塁→1塁でゲッツーを獲ろうと守備体型を

敷いたものの、アウトを1つしか獲れず、3塁ランナーの生還を許すというものだ。

 

ゲッツーが完成しない理由は、打球が弱かった、野手の横に飛ぶヒット性の当たりで処理が難しかった、

打者の脚が速かった、野手がファンブルした、などがある。

野手がファンブルした場合はエラーと思われがちだが、1つアウトを獲ることができれば

野手にエラーはつかない。

そして、1つもアウトが取れない場合はゲッツー崩れとは言わない。

それはエラーか内野安打となる。

 

ゲッツー崩れは状況によって攻撃側の成功、守備側の想定内と別れる。

攻撃側は1点獲ることができればいいと思い、ゴロを打って打者の脚に賭け、アウト1つを覚悟した

作戦をとったとする。

この場合、打った側は、まあ成功だ、これでいいだろう、となる。

もっと点が欲しい場面でタイムリーヒットを狙いに行ったのに内野ゴロになった結果、たまたま

ゲッツーを食らわず、1点入った場合は、攻撃側は不満となり、失敗の部類に入る。

 

守備側から見ると2塁→1塁でゲッツーを獲ろうとする守備体型の場合は、1点やったらもう負け

という切羽詰まった状況でない場合が多い。

1点もやりたくなかったら、前進守備を取り、まず3塁ランナーの生還だけは阻止しようと

バックホーム体勢をとるからだ。

だから、2塁→1塁でゲッツーを獲ろうとした瞬間、1点はまあいいという場合が多い。

だから、ゲッツーを獲ることができなくて不満は残るが、まあ想定内、いいだろうということが多い。

守備側は成功とも失敗とも言い切れない。

ただ、野手がゴロを捕り損ねたり、送球が逸れたりしてゲッツーが獲ることができなかったのであれば

失敗だ。

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