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1イニング4三塁打Ⅱ 試合の展開が生んだオリックス72年ぶりの日本記録

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昨日はオリックスが1イニング4つの3塁打で72年ぶりの日本記録を樹立したことを記し、2019-6-26 1イニング4三塁打 オリックス72年ぶりの日本記録

それには理由があるとした。

それは試合展開による外野手の守備位置が記録を生ませる。

 

この試合は9回を終わって0-0で延長へ突入した。

その10回にオリックスが2死2,3塁0からツーベースで先制した。

すると、延長に入った状態で

2点ビハインドの広島はこれ以上失点できないので2塁ランナーを

生還させないため、外野手を前にする。

そうなると、外野の後ろは広くなり、外野の間を抜ければ、その打球を追う外野手は

なかなか追いつけない。追いつくまで時間がかかる。

打者走者は3塁まで行けることになる。

そして、次の打者がまた、長打を打てば、外野手は前に来ることになり、長打が

出やすい状況となる。

次の打者にも次の打者にもスコアリングポジションにランナーを置くことになるから

また外野は前に来る、という連鎖だ。

 

試合の前半だったらこういうことにはならない。

1点をやってもいいから長打警戒というシフトにするので、外野の間を抜けても

3塁打になりにくい。

 

終盤の1点勝負だからこそ起きた現象であり、

記録というものは試合の展開、チーム事情の産物である。

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