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名門の腹立たしい敗戦Ⅱ

昨日から続き。

野球は下馬評を覆す勝敗がつくことが割と多い競技だ。

その理由は、ピッチャーが勝敗を握っているということ。

2020-6-11 名門の腹立たしい敗戦

 

名門の腹立たしい敗戦である、格下チームに敗けるということで、よくあるのに温存敗退がある。

連戦を考え、エースを温存したら敗けてしまったということだ。

昨年、佐々木を温存して決勝で敗れ、その是非が話題になった大船渡高校は、このケースに当てはまらない。

それは、あの時の大船渡高校は佐々木が投げなければ勝てないという試合だったからだ。

ここで言うのは、エースを温存してもうちの方が、実力が上、という場合のことだ。

思わぬリードを許してしまい、焦ってエースを投入して、以降は抑えたものの

攻撃陣が追いつけず、時すでに遅し、あるいは戦略失敗により、思わぬ敗戦に涙というケースだ。

 

前田の最後の夏は、温存により敗れ、前田は立ち上がれないほど号泣した。

だが、その時、登板した冨田ものちにプロに行くほどのピッチャーだから、連戦を考えたら

当然の采配だろう。

 

下馬評を覆すもう一つが野球は道具の介在が多いということ。

ボール、バット、グラブと道具への依存度が高いので、その道具が幸運をもたらしてくれることがある。

タイミングさえあえば、大谷が投げた球を、目をつむって振ってもバットがヒットにしてくれる

可能性があるのだ。

 

肉体依存度の高い競技、たとえば陸上、水泳、体操では体調、鍛錬が揃ってベストパフォーマンスが生まれるが、

道具が介在すると寝不足、二日酔いでも好結果が生まれることがある。

明日へ。

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