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リクエストを利用して、ボナファイドを映像で確認する審判

昨日のつづきとして、17日の日ハム-ロッテでのロッテのリクエスト無効の件。

2020-7-21 ボナファイドでリクエストを無効にする技

 

ロッテがゲッツーのファーストアウトにリクエストを利用したのだが、その前の

2塁へのスライディングにボナファイドが適用され、ランナーに警告が与えられ、

1塁走者、打者走者ともにアウト、リクエストは無効という判定だった。

 

2回許されているリクエストが失敗にはならなかったのだ。

これは、守備妨害が適用されなければ、スローで見る限りゲッツーが完成されていた。

つまり、リクエスト失敗。ゲッツーが成立、ロッテはリクエスト権利をひとつ減らされていた。

日ハムからしたら、守備妨害でレオネスの警告より、ロッテのリクエスト権利が減った方が

戦況としては得ではないか。

つまり、守備妨害という不正を働き、さらにリクエストの判断も誤っていたはずのロッテが得したのだ。

ロッテとしては、タイミングもアウトのものにリクエストを仕掛けたわけで、

プロとして見誤っていたわけだ。

それなのに、リクエストを無効としてくれた。

 

もし、これがロッテからリクエストが無かったら、ゲッツーのままだったのではないか。

リクエストがあったから、映像で確認した。ところが、映像で見れば見るほど、

ランナーのスライディングの方が気になる、という具合だったのだろう。

だから、審判団が裏に籠っている時間が長かった。

リクエストの対象であるファーストへのタイミングだけだったら、あれほど長くはならない。

すぐにアウト判定ができたはずだ。

長くなったのは、ボナファイドを適用した場合、どういう判定にするのか、どう説明するのか、

を協議していたからと思われる。

 

そもそも、ボナファイドを適用するかどうかを、、リクエスト対象以外のプレーを、

映像で確認するという仕組みになっているのだろうか。

おそらく、そういう仕組みではないと思われる。

仕組みになっていないのなら、審判団は、権限外の行動により、判定したということになる。

本来、問題となる行動だ。

どうすれば良かったのかは明日へ。

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