大谷のMVPはインパクトのでかさによる、と記した。
インパクトは2つある。
2021-11-24 大谷MVPの決め手はインパクト それは2つ
もうひとつはホームランの飛距離だ。
ただのホームラン打者としてホームラン王を争っただけでなく、その飛距離が
打者としてトップクラス。
これだけでも注目を浴びるのに、その上豪速球を投げると来たから人を惹きつける。
ただ、これは成功だったか。
成功だったか、の判断は果たしてチームにとってよかったか、ということになる。
インパクトを与え、MVPに選出され、感動をさせ、人々の耳目を集めたのだから失敗ではない。
プロは客を呼べるということが大きな価値だから、成功だ。
それでも勝負は勝つということを目的とされる。
勝利より優先されるものはない、と言っていい。本来は。
日本人でエンゼルスの勝敗を気にしている人はほぼいない。
今日も大谷は打ったのかよ、それも140メートルだって?
それで明日は投げるんだぜ、すげーよな。
二桁奪三振だってよ、スゲーな。
というような会話でチームの勝敗などどうでもいい。
大谷の勝敗は気にするけど。
チームスポーツであり、勝負の世界のプロは勝つための行動が大前提となる。
そして野球はピッチャーで決まるから、ピッチャーが出来る大谷がピッチャーをやらないという選択はない。
しかも豪速球を投げ、三振を奪え、超一流なのだからこれをやらない選択はない。
ところが打者でも超一流と来たもんだ。
特に飛距離に関しては世界のトップクラスときたら、これをやらないという選択にもならない。
しかし、両方やることがチームにとって最も有効か、となると吟味がいる。
次回へ。
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