先日、中日の1塁コーチの荒木に横浜が逸らした球が当たり、味方の得点を逸したシーンについて記した。
2021-4-23 ファーストコーチャー、ボールを避けられず足を引っ張る 荒木
プロはこんなところに投げないだろうという先入観とここにきて捕れないわけがないという先入観がある。
荒木にもきっとそれがあっただろう。
送球も極端に逸れたものではない。
1塁ベースカバーへ走るピッチャーの勢いとは逆の方に送球が来たため、しかも左ピッチャーだったため
右手にはめたグローブを走っている方とは逆へ出さなければいけなかったので捕球できなかったのだ。
これが1塁ベースで待っている状態でなら捕れる送球だった。
ランナーコーチに当たる打球というのはある。
コーチャーはファールグラウンドに立っているので、打球に当たってもプレーに影響することはない。
審判に当たることはよくあることで、昔から審判は石と言われ、当たってもプレーはつづく。
ただ、審判が石と言っても、内野手の前に位置する審判に当たった場合はボールデッドとなる。
投手、内野が触れたあとの打球、もしくは内野を通過した打球と、ファウルゾーンで当たった場合が石だ。
荒木が避けられなかったこのシーンで荒木がランナーコーチとしてしなければいけない仕事はほぼない。
それなのに、ベース付近まで寄って行く動きをしていた。
用がないはずの、しかもプレーヤーではない人間がインプレーに影響を及ぼすことがあるということは
チームとして想定していない。
従いそんな練習はしない。
荒木は猛省することになり、今後の対応を研究するだろう。
とりあえず、この試合ではそれ以降、ランナーに近づく必要がない時は、だいぶ
離れた位置にいるように見えた。
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