サッカーワールドカップ予選、オマーン戦でオフサイドの判定を即座に笛を吹くことなく、流すというシーンがあった。
プレーを止めずに流しておいて、途切れたらそこでさあ、振り返りましょう、としているそうだ。
それは、映像確認がルールに取り入れられた今、プレーが続いている状態で審判の一瞬の判断で笛をならしてしまい、
もしその判断が間違っていたら、ゴールの機会を奪ってしまうということになりかえないので
とりあえず流しておいて、途切れてから振り返るとしているということ。
2021-9-3 プレーを止めない ボールデッドするまでは リクエストとVAR
2015年9月12日の阪神-広島戦では、三塁打とされていた広島・田中の打球が、
試合が終わってから本当はホームランだったというケースがあった。
この打球がサヨナラホームランであったのなら、結果が出た後でも覆し、広島勝利とすることが出来るだろう。
ところが、このホームランは表の攻撃で出てしまった。
つまり、その後も試合は続いたわけで、そこへの影響は、終わった後では誰も手を加えられない。
もう一度やり直さなければならなくなる。
それは出来ないので誤審と認めても謝罪するより方法がなかった。
試合の勝敗に影響がないか、または影響してもそのプレーだけで勝敗が完結する場合だけが
後日、判定を覆すことができるということになる。
あの打球がサヨナラホームランだった以外は、広島の勝ちとするわけにはいかない。
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