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打球を見ない打者 12月唯一忙しくないのがプロ野球選手 菊池 シーズン無失策 史上初 今週のダイジェスト

2020-12-28 快心であるほど打球を見ない打者Ⅱ

快心の当たりを放った打者がホームランを確信して、打った直後に味方ベンチを指さして喜びを表し、チームへアピールする。この場合は、1塁側ベンチの場合が多かろう。打った後は、1塁へ走り出すため、ベンチを指さすのは1塁側ベンチの時だ。3塁側ベンチは1塁へ向かうには後ろになるため、3塁側ベンチにアピールしながら走るとなるとどんどん遠ざかっていくことになるから。3塁側ベンチの場合でも喜びのあまり、飛び跳ねながら3塁側へガッツポーズを繰り返すというシーンも目にしなくもない。

 

2020-12-29 12月で唯一、忙しくない商売 プロ野球

12月がオフとなる野球選手はすることがないからテレビに出て稼ごうとする。MLBの選手はこの時期、帰国してバラエティに精を出す。テレビに呼ばれるような選手は破格の年俸の有名な選手なので、テレビに出て稼ぐ必要もなかろうかと思うのだが、オフの気分転換も含めて遊びとして出演するのだろう。やっぱりこの時期、野球選手だけが暇だ。

 

2020-12-30 菊池 シーズン無失策 史上初

ファインプレーが多い、名手と呼ばれる選手は人ができないようなプレーや追いつけない打球にも追いついてしまうので、また、無理なプレーが成功してしまう可能性があるので思い切ったこと、いわば一か八かのプレーをしてしまうこともある。だから、意外とエラーがつきやすい。名手ほどエラーと背中合わせなのだ。菊池は人ができないプレーをしながらミスもないのだから本当にすごい。最初から追いつこうとしなければエラーにならないから。人が捕れない球まで捕りに行っての記録は数字以上の凄さを含む。

 

2020-12-31 イチローが危惧した野球の行方Ⅵ

プロの野球はいろいろの事情があるが、個人のバッティングを優先して打って、点を獲る野球だ。巨大化が進み、球場の広さやルールが変わらなければ、ただでさえ打つことだけの作戦になりがちなプロの野球が大味な試合になる。一昔前のアマチュアが金属バットを使っていたころのような10点ゲームも当たり前になるかもしれない。MLBではホームラン合戦という様相だ。野球の本来の面白さはホームランの応酬ではなく、戦前に分析したこと、机上で計算したことを現実に施し、その戦略がハマり、頭で考えたことが体を使うスポーツに適用され、その通りとなることにある。ばくちの野球は面白くない。

 

2021-1-1 菊池のプレーを固唾を飲んで凝視し、アウトになると歓声と称賛の声が沸く

今年は観客が少なく、音がなかったので打者のバットの音が鳴り響き、打球の行方を全員が追う、そして菊池のプレーを固唾を飲んで凝視し、アウトになると歓声と称賛の声が沸き起こり、大拍手が起こる。鳴り物がない観戦の仕方は臨場感を味わえてすごくいい。選手のプレーに反応する観客の心の動きがよくわかり、現場の臨場感がわかってすごくいい。鳴り物の中で観る野球は本当の観方ではない。座ったら、終わるまで選手が考えていること、ベンチが考えていることを一緒に考えることが野球の目を肥えさせる。

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