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デッドボールによる死 デッドボールに対してピッチャー返し 相応しくない舞台に立つ東大野球部 野球最大の理不尽右打者不利 今週のダイジェスト

2022-6-6 デッドボールによる死 ピッチャーの大罪

なんせデッドボールという命名からしてもルールの中で罪と定義していると理解できる。つまりピッチャーが大罪だ、と言っているわけだ。ただ、投球は打者へ向かって行く可能性があるということを全ての人がハナからわかっていながら競技は成立している。それなら一概にピッチャーだけが非難を受けるということにもならないとも言える。わかっているからこそヘルメットを被るし、レガースをするわけだ。手から離れれば、何が起きるかわからないから、あり得るな、ということは皆わかっているわけ。だから、その場合はペナルティとしてテイクワンベースを用意してスッキリさせましょう、これで清算、恨みっこなしね、ということで打者は出塁が許される。

 

2022-6-7 デッドボールに対してピッチャー返し ピッチャーは痛いだけ怒らない

打者はピッチャーが意図した球に対して対処するという立場なので、それを打ち返す方向まで決めるということは難しい。ピッチャーに向かって行ってしまうこともある。しかもピッチャー返しはバッティングの基本とまで言われている。向かって来た球をそのまま真っ直ぐ打ち返すのはナイスバッティングであり、打者の勝ち、ピッチャーの敗北、とされる。だから打ち返されたピッチャーのせいであり、それに怒っているようでは情けない、という図式になっているのだ。

 

2022-6-8 相応しくない舞台に立つ東大野球部

今春の六大学野球で東大は早稲田に2戦連続引き分けた。早稲田との試合を終え、引き揚げる東大の選手に観戦に来ていたファンは「よく頑張っているよ」「お疲れ様」と声をかけていた。東大に入学し、身体を大きくし、野球に勝つことを考え続け、そして何より将来の目標のために学問に勤しむ。東大野球部はがんばっている。だが、それは東大生だから向けられることばだ。それは日本に一握りしか存在しない東大入学を果たした頭脳明晰な君たちにはそれだけで敬意を表するということだから。これが野球推薦だったらこうはならない。

 

2022-6-9 相応しくない舞台に立つ東大野球部Ⅱ

東大が神宮の舞台で他のエリートとたくさん試合ができるのは東大への敬意による。もともと野球は頭脳明晰で日本の将来を背負って立つエリートの遊びだったからだ。野球を日本に根付かせる原動力は、東大の学生だったから。野球を日本の文化とした功績を無下にすることはできない。だからそのことへの敬意と伝統により、システムを変えない。東大は国立であり、日本の頭脳として日本の社会を支え、世界に貢献する人材を育む場所であるため、野球を強くするためだけの人材を集めることはしない。他の5大学は私立なので野球を強くするためだけに人材を集め育成することができる。

 

2022-6-10 野球最大の理不尽 右打者と左打者で1塁までの距離がちがう

左打席は1塁へ近い上、バッティングは左から右へ回転するためにその回転の勢いのまま走り出すことができる。いわゆる走り打ちもこのおかげによる。そうすると加速しやすくなる。右打席は右から左へと回転するので、打ったあと、重心が3塁の方向へと傾く。そこから1塁へ走り出そうと思えば、加速時間が長くなる。このため歩数にしても左打者より3~4歩は多くなる。距離、加速、歩数と左打者に全て有利となっており、したがい内野安打の確率は圧倒的な差となる。2塁打や3塁打も当然、左打者の方が生み出しやすい。

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