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慶應107年ぶりの優勝と史上初の記録 練習はウソをつかないと信じる空間 勝つための練習 観戦している人間の判定が正しい カットボールとスライダーの軌道 今週のダイジェスト

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2023-9-4 高校野球文化の歴史 慶應107年ぶりの優勝と史上初の記録

慶応には大逆転を食らってしまった緒方だが、1年生の時の甲子園では大逆転のサヨナラホームランを放っている。9回2死まで0封されてきた横浜が緒方のスリーランホームランで2点差を一気に逆転してサヨナラとしたのだ。1年生のサヨナラホームランは史上初のことだった。対して丸田も今夏の甲子園決勝で先頭打者ホームランを放っている。甲子園決勝での先頭打者ホームランは史上初。

 

2023-9-5 練習はウソをつかない もうできない それでいいんだよ

高校野球はつらいことをしているとえらい、という風潮だ。高校野球に限らず、日本人の発想として、つらいことに耐えて、そうして成長でき、栄光を獲得するという観念がある。変わることを嫌うし、精神性を強調するし、きれいごとが大好きだ。組織の意向には歯向かわないことがよしとされ、きついことは礼讃され、練習はうそをつかないと信じる。つらいことでうまくなるとは限らない。苦労するほどうまくなるわけではない。むしろ下手になることもあるし、やらない方がよかったということも多々あろう。栄光が苦労の対価ならマラソン選手の方が、酔っ払ってでもできちゃう野球選手より金持ちになっていい。プロでさえ、実績のある選手の練習や指導を若手に「きつかった?」などと聞く。きついことが偉く、俺ほどの選手はお前よりきつく、苦労しているんだよ、と自慢したがる。

 

2023-9-6 勝つための練習 世のバカは起きて働く

体が大きいので長距離走は嫌いなのだろう。嫌いだからそれに変わるトレーニング方法を見つけ、さらにそれは体をでかくし、筋肉をつけるものだったから、そうなると長距離は体をそぐことになり不要を叫ぶようになったと思われる。もともと嫌いだから、ということが大きな理由だと思われる。長い距離を走ることを苦にしなければ、きっと否定しないだろうし、練習に取り入れるだろう。長距離走を不要という人も下半身をないがしろとは言っていない。また、それ以上に上半身のトレーニングでも賄えるし、そちらの方がいい、と思っている場合もある。長距離走に代わる、スクワットなどで鍛えている場合が多い。走ることが好きなら、走ることでもパフォーマンスを上げることは可能だ。

 

2023-9-7 審判より球場中の観戦している人間の判定の方が正しいことだらけ

審判はルールも把握していなかったということができる。たとえ審判能力が欠如していたと言えるこのケースでもゆっくりやり直すことができるプレーの場合は誰かほかの助言でルールに従って、コールすればいい。ところが一瞬の判断は間違えることが多いのにやり直すことはしない。瞬時の判断は審判として現場に立っている人より審判資格のないものの方が優れている可能性がある。審判資格はないけど長年野球に携わり、精通したセンスの高い人間の方がアウト、セーフ、ストライク、ボールの正しい確率が高い可能性は大いにある。

 

2023-9-8 カットボールとスライダーの軌道 カーブは大きい曲線

カーブの軌道は一度リリースポイントより上に上がり、打者は一度目線を上にさせられる、あるいは高めのボールだ、と思わせるところからキャッチャーミットに届く時にはストライクコースに収まるというイメージだ。だから他の球種に比べ、極端に球が遅く、軌道が特別という場合が多い。一方、球速を出しながら縦にスピンをかけるカーブもある。最近はパワーカーブと呼ばれる球だが、こういうカーブも昔からある。

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