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イチローの高度な技術 野球は塁を奪い合うゲーム うまい人は正しくない 球の出し入れ ストライクだけで勝負しない 今週のダイジェスト

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2025-2-3 理論と動きが一致 イチローの高度な技術

イチローの胸を見せず、トップからの動きに集中し、ヘッドを残す打ち方を証明するようにイチローはエルボーガードを肘より二の腕に近い部分に装着していた。エルボーガードはデッドボールから肘を守るために作られ、肘にフィットするように出来、イチロー以外の打者はそのとおり肘にあてる。おそらく、イチローは上記のバッティング技術により腕がなかなか出てこない。打てる球と判断した時に、軌道に入れたトップから動き出すことになる。デッドボールになる球と判断したときは、腕は動かない。だから肘に当たることはなく、よけながら背中に当てるか二の腕に当たることになる。イチローの高度な技術と体の使い方により、エルボーガードは肘にしないという現象となっているのでは。

 

2025-2-4 野球はヒットを打つゲームでなく塁を奪い合うゲーム

出塁して怒られることはない。咎められるのは打つ場面でないところで打って出塁したり、すべきバッティングをしないで出塁したりといった場合だ。出塁自体をとがめられることはない。おそらく。出塁しやがって、という話は聞いたことがない。そして、最も良い打者は打てないストライクをファールにしてボールを無視できる打者。ボール球に手を出さないで怒られることはエンドランと盗塁援護くらい。

 

2025-2-6 うまい人がやっていることが正しくないことが多い

イチローが世界一の数のヒットを重ねるにはストライクだけを打っていたのでは達せられなかったのだろう。芯からかなり根元から先っぽまでを使って野手のいないところに落としたり、野手が全力で拾いに行かなければいけないゴロを転がして、ヒットを稼いできた。バットはここからここまで使う。使えます。使わなきゃいけない。この感覚はボール球に手を出す。高い技術ではあるが、成功確率は低い。

 

2025-2-7 球の出し入れ ストライクだけで勝負しない技 再録

ボール球を使う理由は、ストライクだけで勝負しても打たれることと、ボール球は打ってもヒットにならないからだ。ならば、バッターはボール球を打たなければいいはずなのに手を出てしまう。それが出し入れの技術ということ。例えば、初球、外角へストライクが来た。バッターは内角を狙っていたから手を出さない。しかし、その球筋は1球見たことで頭に入る。そこへ同じコースへ2球目が投じられた。先ほどの球が頭にあるので今度は打てると判断する。そしてバットを出していくと、そこからボール球に変化する球だった。これによりボール球に空振りや内野ゴロとなっていく。

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