長いイニングをいつも投げていたらいっぱい見られてしまう。わかっちゃうのだ。印象に残るからマークもより多くなるだろう。だから長くこの世界にいるなら短いイニングを好む人が出るし、戦略もローテーションはなくなる。
スイングとタイミングの整合を計ることが打者の訓練となる。その整合確率が3割を超えるとよい打者という評価になる。タイミングがいつも合うのであれば訓練はいらない。だが、いつも強いスイングができてもタイミングの訓練をしなければ打てない。バッティングの命であるタイミングを訓練によって身に着ける日々の旅を続ける打者はタイミングが合ったとき、大きな成果が得られるよう、その時のためにスイングスピードを固めておき、体を作っておく。
テクノロジーの発展とともにリプレー検証が常態となった。あっさりと受け入れ、異論をはさむ余地がないほどとなり、これは進歩とされた。あれほど威厳と言ってきたものをあっさり捨てた。詭弁だったのだ。証明された。ずっと合点がいかなかったことは、自分の理解が追い付かないのではなく、正解だったのだ。威厳を今、言う人はいない。高校野球はまだ言うのか。
2025-4-18 三振王でも一発ホームランの打者を欲しがる理由 再録
バッターは、打席に立つ際は出塁することを考える。ヒットを打つことだけでなく、最初からフォアボールを狙って打席に入る選手もいる。誰もわざわざアウトカウントを増やそうなどとは考えないだろう。犠打を狙って、アウトカウントひとつを覚悟する打者も、出塁を狙わないまでもランナーを進めようと考える。アウトカウントを増やそうとしているわけではない。出塁を考えないのはピッチャーが打席に入ったときくらいだろう。点差が離れた場合、打ちに行って手がしびれるくらいなら三振して来いと言われる。


