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高校生に正規のゾーンで判定していてはフォアボールだらけ 木曜連載リクエスト制度導入Ⅶ

高校野球のストライク、ボールの判定は、あれだけ広いストライクゾーンだと

実力以外のところで勝負が決まっているということになる。

特に、拮抗した試合では、勝敗の行方はチームの実力ではなく、審判に支配されることになってしまう。

 

規定されているストライクゾーンを通っていないのにストライクをコールするということは

ルール順守するためにいる審判が、最もルールを無視していることになる。

 

先日、国体で自己最速を更新したとされる吉田の投球は完全にボール球だった。

見送った打者はミットに入った後、一瞬、呆然としたかのような格好をした。

見方によっては吉田の球の速さに驚き、呆然としたかのように見えるが、何のことはない

ボール球をストライクと言われたことに驚いただけだ。

さも、吉田の球が速くて手が出なかったかのように見えるが、ボール球を見送っただけにすぎない。

 

ただ、これは審判のせいではないと思われる。

高野連なりが、高校野球発祥以来の慣習を堅守しているのだろう。陋習墨守ともいえる。

コントロールが未熟な高校生に正規のゾーンで判定していてはフォアボールが多くなり、

試合が締まらくなるから、広くしているのではないか。

 

間延びした野球にさせたくないという意向がはたらいている。

試合時間を短くして点差が開かなければ、観ている者を不快にさせないという考えだ。

そうでなければ、全ての審判がこれだけ、ストライクゾーンを間違えるというのは考えられない。

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