毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

サヨナラホームランなら、その後の試合展開に影響しないから一安心 プレーを止めない判断をする審判Ⅲ

プレーを止めない判定を優先する審判について、3回目だ。

 

2021-3-30 リクエスト制度があることからプレーは止めない判断をする審判

2021-3-31 インプレーの判定をしていた方が保守的 プレーを止めない判断をする審判Ⅱ

 

ソフトバンク・中村の打球が試合終了後、ホームランでなかったとされたこともあった。

この中村の打球はファール判定ののち、現場でリプレー検証を経た上でホームランとされた。

後日、それがやっぱりファールだったということなのだ。

 

まだリプレー検証がなかった頃も同じようなプレーがあった。

2015年、阪神-広島20回戦のものだ。

セ・リーグ、「誤審」認め異例の謝罪 甲子園での本塁打めぐり

 

この時も誤審を認めたが、結果を覆すわけにはいかなかった。

この打球がサヨナラホームランだったなら、結果を覆すこともできよう。

その時点に戻ってやり直す必要がないからだ。

 

この広島の時は三塁打だったものが、実はホームランだったということだった。

だからサヨナラホームランなら、その後の試合展開に影響しないため、

その時点に戻り判定を覆し、広島の勝ちとすることもできよう。

だが、勝ち越しホームランだったため、その後の展開を考慮すると誤審と認めても

覆すわけにはいかず、謝ることで事を収めるよりなかった。

 

中村の時は、ホームランが実はファールだったということで、

このケースもやっぱり、もう一度その時点に戻らなければならない。

それは規則にある通り、できないということで謝り、再発防止に努めるということで

決着することになった。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP