野球において、ピッチャーと打者の距離、ホームランの距離、といったことは競技性を考えて
つくられた。
それはルールとなって整備され、すると、ルールによって勝ち負けや成功、失敗を認識する。
どんな競技もルールに合わせて技術を磨き、体をつくる。
現行ルールでは見られない可能性のある野球を見てみたい。
エンターテインメントを主眼に置いたバナナボールという競技は人気だそうだ。
バナナボールはエンタメを目的にしているようだが、そうではなく、現行ルールを変えてみる真剣勝負は興味深い。
守り専門だけで固めた守備陣、最強打線を組むための全員DH。
反対周りの走塁。
機械による判定と足りないところはものいいや協議による判定。
この場では過去に、それらの野球を提案してきた。
この他にも言い出したらきりがないほど試したいルールはある。
それにしてもバナナボールでプレーする選手はエンターテインメントと言いながら
レベルや技術が高い。
そもそも技術がないとエンターテインメントの域にも達しない。
ヘタクソがエンタメをしても見るに堪えないし、より高度なプレーで喜ばせようと思えば、
下地の技術がないとできない。
日本でできるプレーヤーと組織はあるか。