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ハンカチ誕生秘話

先日は、炎上した斎藤を話題にした。

それは2016-03-06 の内容だ。

 

そこで本日はハンカチの被弾いや秘談をひとつ。

 

斉藤がハンカチフィーバーをおこした年、

それまで西東京大会3連覇していた日大三高と決勝であたり、

延長までもつれたこの試合で延長10回表、斎藤がバント処理で

三塁に送球。これが逸れ、決勝点を与える。

 

ここで早実もここまでか。と思われた。

 

しかし、その裏、

ワンアウトランナーなしで右の代打という場面、

日大三高は長打を警戒し、外野手を後ろにさげた。

 

これは、長打警戒の場面と察し、

外野をさげるのはセオリーのうちに入る。

 

ところが、日大三高の小倉監督はセンターまで下げる必要がなかったと

後悔しているそうだ。

 

センター深く飛ぶ打球が出る確率は高校生のレベルではそう高くない。

レフトを下げ、センターとライトを右に寄せ、深く守らせなくともよい。

ということだ。

 

打球はセンター前に落ち、早実はその後同点に追いつき、

次の回でサヨナラとした。

 

甲子園へ行った早実は、全国制覇まで果たしてしまい、

一躍、斎藤はハンカチフィーバーで人気は沸騰した。

 

斎藤の運命を大きく変えることになった日大三高のシフト。

 

勝負にタラレバはない。

 

外野手を下げたら、外野手の前に打球が落ち、

そのランナーが還り同点、さらに次の回でサヨナラ。

 

たった一個の作戦が大きな人生の運命へとつながる。

 

ハンカチ斎藤を生んでしまった小倉監督は

その采配を悔しさが残るそうだ。

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