野球に人生を賭けた野村克也追悼最終。
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かつて球界で天才は2人と著作物にあったと記憶している。
それは、長嶋と広瀬だった。
長嶋は言わずと知れているが、チームメートの広瀬はオールドファンでなければ
なじみがない。
広瀬は、野村が南海を追われた後、監督になった人物だ。
ちなみに野村が南海から追われたのは、サッチーとの問題が一番大きいとされている。
広瀬は、脚の速い選手だった。
そして、盗塁の極意を広瀬に質すと、擬音を交えた感覚のみで伝えてきたので
天才と思ったと言っていた記憶がある。
つまりは、長嶋が世間でも天才と言われる理由と一緒だ。
そして、のちに天才と表現したイチロー。
彗星の如く登場した若干20歳の若者対して、
プロ野球ができて60年くらい、私は40年くらいこの世界にいるわけですけれど、
これだけの選手、初めてですね。
これまでは、打てばスターになれた。イチローが出現したことで、これからは
打つだけじゃスターになれないかもしれない。
2軍で躍動するルーキー鈴木一朗を目にした時、こんな選手どこにいたんだ、
と、自チームのリストにも載っていないことに苦言を呈し、発掘したオリックスの
スカウトを賞賛していた。
2軍のルーキーに対して、そのプレーは光っていたなんてもんじゃない。すでに後光が射していた。
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