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高校野球の注目があるからこそプロの人気が支えられる一面

中日の育成1位で入団した松田の異色の経歴を記した。

2020-3-30 高校時代は野球をせず、学力で1流大学へ進み、今はプロ 中日 松田

 

100年続いた高校野球は、その存在を強固なものにした。

その慣習、伝統のおかげで、いまだに高校野球の人気は、根強いものになった。

高校野球の中には多くの矛盾をはらんでおり、毎年その問題が取りざたされはする。

しかし、100年以上人心を掌握してきたこの文化の牙城を崩すほど大きな新システムは生まれづらい。

 

高校野球の注目があるからこそプロの人気が支えられ、

高校野球で活躍した選手を追いかけプロの野球に流れていき、

プロ野球や野球そのものの人気が根付いていくという大きな効果がある。

 

日本では、この高校野球という仕組みが象徴するように、野球エリートの通る道は名門高校、名門大学で

プレーすることだ。

つまり、どこかの学校に一旦入り、その中で野球部という専門課程で技術を磨く。

野球に限らず、他のスポーツもこの方式だ。

学問、研究の場ということを考えると、本来はおかしな仕組みだ。

 

だが、資金力と売名という効力を考えると、学校という枠を利用することが最も手っ取り早い。

プロは、アマチュアが整えてきた環境で育った選手を吸い上げるだけだ。

最高レベルの野球を知っている機関が拾い上げるだけというのは野球発展や技術進歩において

おかしいはずだ。

本来は、情報、戦術、経験を有しているプロが投資して、自らの世界へ引っ張ってくるが普通と思われる。

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