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立場を追いやられる大きくした体の野球選手

プロ入り後は体がどんどん大きくなりがちな野球選手。

2020-5-15 プロ野球選手が大きくなっていく

 

大きくすると、ケガのリスクがともなう。

大きくなっちゃった由伸は典型だ。由伸は太りやすい体質に思える。

毎日試合があり、ギリギリのプレーも強いられ、そのための体づくりをしているので

筋肉は張り詰めることになり、破綻しやすくなるのだ。

しかも、野球選手に求められる、横に広がる筋肉は破壊されやすい。

 

横に大きくした野球選手は歳を取ると、落とせなくなる。

元々、大きくしやすく、落としにくい体をしている野球選手は、若い時ほどの練習量もなくなるので

落とせない。そして、動けないから守る範囲は狭くなり、走塁では期待が出来なくなる。

ついには、立場を追いやられる。

 

野手はキャッチャー以外にポジションは7つということになる。

そして、基本レギュラーが毎試合、出場する。

ところが、守備範囲が狭くなり、走塁に期待が出来なくなると、それに代わる選手はすぐに出てくる。

ポジションはたった7つしかなく、しかも陰りが見えた選手より、将来、飛躍してくれる可能性のある

選手を使うのは必然となる。

 

イチローは入団当初より大きくなったが、大きくしたと言うより、10代後半の若い成長と

鍛錬の積み重ねで体が出来て行ったという印象だ。

 

元々、大きい選手はそれでいい。それが、その選手持った体質だから。

松井は大きくせずとも大きかったので、練習と経験で日本一のホームランバッターになった。

大きくすることは有利に働く野球というスポーツだが、大きくすることは寿命を縮めるリスクも払う。

かと言って、大きくしなければ、その時点でプロの世界で勝負にならないという場合もある。

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