プロ入り後は体がどんどん大きくなりがちな野球選手。
大きくすると、ケガのリスクがともなう。
大きくなっちゃった由伸は典型だ。由伸は太りやすい体質に思える。
毎日試合があり、ギリギリのプレーも強いられ、そのための体づくりをしているので
筋肉は張り詰めることになり、破綻しやすくなるのだ。
しかも、野球選手に求められる、横に広がる筋肉は破壊されやすい。
横に大きくした野球選手は歳を取ると、落とせなくなる。
元々、大きくしやすく、落としにくい体をしている野球選手は、若い時ほどの練習量もなくなるので
落とせない。そして、動けないから守る範囲は狭くなり、走塁では期待が出来なくなる。
ついには、立場を追いやられる。
野手はキャッチャー以外にポジションは7つということになる。
そして、基本レギュラーが毎試合、出場する。
ところが、守備範囲が狭くなり、走塁に期待が出来なくなると、それに代わる選手はすぐに出てくる。
ポジションはたった7つしかなく、しかも陰りが見えた選手より、将来、飛躍してくれる可能性のある
選手を使うのは必然となる。
イチローは入団当初より大きくなったが、大きくしたと言うより、10代後半の若い成長と
鍛錬の積み重ねで体が出来て行ったという印象だ。
元々、大きい選手はそれでいい。それが、その選手持った体質だから。
松井は大きくせずとも大きかったので、練習と経験で日本一のホームランバッターになった。
大きくすることは有利に働く野球というスポーツだが、大きくすることは寿命を縮めるリスクも払う。
かと言って、大きくしなければ、その時点でプロの世界で勝負にならないという場合もある。
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