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日本の野球よ、さようなら。俺は世界と戦ってくるよ

一昨日は、桑田の早稲田進学反故によってPLの六大学への門戸が閉ざされたということを記し、

昨日は海外でのプレーを希望する際、日本のプロを経由するより、大学や社会人を選択した方が

行くタイミングを計りやすいということを記した。

2021-6-7 選手の入部を拒否する六大学の狭量

2021-6-8 プロ入りしちまうと、自由がなくなるから高卒では行きはしない

 

プロへ行ってしまうと、ポスティングやFAまでに時間がかかってしまうが、大学は4年、社会人は特に期限がない、

という利点があるので、行くべきタイミングで挑戦できるのだ。

大学を中退して、海外へ行き、その後日本でプレーした選手に大越がいる。

大学に推薦で入ったのに、自分の都合で中退するようだと後に続こうとする後輩の門戸が狭まるという危惧がある。

桑田の場合は中退ではないが、進学反故によりPLの門戸が狭まったとされる。

ただ、たとえ迷惑が掛かったとしてもプロのように制度としてやめたところで挑戦できないのとは違い、

思い切ってやめてしまえば、挑戦することは可能なのだ。

やるという決断はタイミングが要るが、やめるのはいつでもできる。

 

大学や高校にはスポーツ推薦があり、高校なら私立の名門校は野球推薦や野球留学といった形で全国から選手を集める。

大学の名門校はほとんどがこういう推薦やセレクション合格者で選手は構成され、

一般で入学した学生は野球部に入れない場合もある。

そして、大学ならこの推薦について、ある程度のルートがあり、過去からの実績で指定の高校に枠を設けていることもある。

そして優先されるということはある。

 

推薦枠で入っておきながら、何らかの理由で退部、退学をした場合、大学からの

報復として、それ以降の枠を狭められ後輩に迷惑がかかるという見方がある。

これのために辞めにくくしているということがまことしやかに囁かれる。

昔ならこれに似たことが多少あったかもしれないが、今こんなことは事実にない。

ある大学野球の有望選手が外国での野球にチャレンジしようと

今のチームの仲間との野球と迷いながらも決断した。

これに対して、高校の方に通達が行くなどということはない。

 

選手の自由な生き方を束縛したら大問題になる。

大学野球部として、そういう気持ちがあったとしても、それを言葉にしたり、高校へ圧力をかけたりしたら、それはもう脅迫だ。

積極的な生き方を選択しようとしている学生に、教育の立場にある大学が

それを堰き止めるような方針を示すことはない。

 

例え、万が一そんなことがあっても、そんなことのために人生を諦めることはできない。

そして、仮にそうなったとしても、後輩にとっては迷惑ではない。

人生なんて必ず決まった通りになど行かないのだから、大学野球部推薦くらいのことで

迷惑などと言っていたら話にならない。

今のご時世で思う通り野球が出来ず、甲子園を目指せず、公式戦もできない高校生たちの方がよっぽど不遇だ。

むしろ、そんな程度の大学なら行かずに正解。

枠が狭まったおかげで人生が好転する可能性だって大きい。

 

もし、そんなことが起きようものなら

高校の方でも、そんな見識しか持ち合わせない大学へ、今後選手を進めさせようとはしない指導者が多く、

枠の減少など何ともないうえに、こちらからお断りだとのことだ。

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