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吉田の守備には1円も払いはしないが、打撃は122億で買いましょう。

吉田の移籍に関して先日こう記した。

2022-12-8 吉田のバットは5年で122億超え

 

吉田の守備を買おうというチームはいない。

100万でも買わない。100万でも買わないということは1円も払うチームはいないということだ。

走力も同様、1円も払いはしない。

 

吉田の打撃にのみ期待して年俸24億。

MLBの相場では年俸24億くらい、どうという事はないということか。

MLBの平均が5億くらい、とのデータがあるのでこれを採用するとして日本の平均が4千万くらいとして

吉田の24億は日本でなら2億に届かないくらいだから、今年の吉田の年俸4億と比べて割安と言えることになる。

 

一方でオリックスには21億が入ることになる。

吉田5人分だ。

この21億を使い、吉田の実力がある選手を5人も補強できることになる。

ところが吉田に見合う選手を5人もどこを探してもいないだろう。

じゃあ、この21億を使って吉田の穴をうめるべく、それぞれの個性を集めることになる。

ところが5人の力を合わせて吉田の穴が埋まるかというとそうはならない。

吉田の一流の打撃を5人合わせてもマネはできないということになる。

 

それでも吉田の打力はなくても21億をうまく使い、吉田にない特長を持つ選手を集める、

あるいは打力が伸びる選手に投資するとすることで穴を埋めようとする。

そうした投資がチーム力だし、編成の腕の見せ所となる。

 

ところが、これも容易でないからFAで補強するか、外国人を引っ張ってくるという

方法をとることが手っ取り早い。

 

吉田への戦力価値としての対価というよりは、一番は日本市場という事なのだろうか。

日本市場へのPR投資と考え、回収する。

あるいはチーム全体のそれぞれの特長への年俸の総額で優勝を買うことにより、回収を図るということだろう。

吉田が足りないピースを埋めることで優勝にかかるコストを算出し、費用対効果で回収できる、と踏んでの事だ。

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