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王会長も本塁打王期待!内川、ロングティーで柵越え率・726

 

ミートのうまい打者、率を残す打者は、練習では柵越えが多いというのは

よく聞く話。

 

篠塚はフリーバッティングでは、だれよりもオーバーフェンスをし、

実戦でもホームランを狙えば、「もっと打てた」と言っている。

 

同じタイプのイチローも同様だ。

打率2割でいいなら40本打てると言っていた。

逆に落合は、ホームラン一桁なら4割打てる可能性があることを示唆した。

 

落合は、体が大きくないものの

「ホームランは遠くに飛ばすのではなく、フェンスを越えればいい」

という発想のもと、スタンドに運ぶバッティングに長けていた。

 

内川の特徴は右打ちのうまさ。

 

右打ちのうまさとは球を見極める時まで肩が開かないことを言う。

 

内川はトップでヘッドが深く中に入る。

バットが頭の後ろを通り、ヘッドがピッチャーへ向かうのだ。

 

これは、一般的に良くない打ち方とされている。

バットが出にくいのだ。

 

私も高校生の頃この癖があり、よく指摘された。

インコースが詰まりがちになる。

 

以来、私はプロの打撃のひとつのポイントとして

ヘッドの位置を見るようにしている。

 

すると、ヘッドが中に入り、成績を残している打者の出現は

なかった。

 

したがい、この打ち方は不自然であり、道理にかなっておらず

直すべきものと理解していた。

 

この打ち方で常時、成績を残す選手に初めて出会ったのだ。

それが内川。

 

同じように大谷もこの打ち方だ。

軸足の左足の膝は、キャッチャーよりに向かい、

肩はグッと入り、

ヘッドは頭の後ろからピッチャーへ向かう。

したがい、左中間への打球は良く伸びる。

 

反対方向へ打つなどの呼び込むのには適しているこの打ち方で

ホームランを量産できるのか。

 

決め打ちによって数を稼ぐことが必要になるはずだ。

そして、これにこだわると打率は間違いなく落ちる。

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