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前回は強い正面の打球に対して一度ぐっと腰を落とすことを取り上げた。
それはコチラ 2017-5-5 エラーが多い阪神 正面のゴロが土のグラウンドは難しい
そして強い打球は、待って捕っても間に合い、 さらにゴロを捕球できなく落球したとして、
拾い上げてからでも1塁アウトが間に合う可能性があり、
そのためにも、腰を落とし打球に対応するということを記した。
待って捕ることができれば、あとはバウンドを合わせるだけとなる。
バウンドを合わせるには足を使うことになる。
ここでは、待って捕るので前に出るために足を使う必要はなくなるわけで、
バウンドを合わせるだけのために足を使う。
一旦、腰を落としてフットワークを軽くできるようにし、
捕球→送球がスムーズに進むよう軽くしておくのだ。
腰を落とし、いらっしゃいと構え、打球を下から見る意識で待つ。
下から見る意識とは、ゴロ捕る行為は下から上への動きが基本だからだ。
基本というより絶対だ。
上から下への動きより下から上の動きの方が、スムーズで対応できるから。
これについては、今後触れていこう。
強い打球がきそうだというのは相手打者のスイングや
自チームのピッチャーの力量、持ち球、攻め方、を勘案すれば経験や本能で
それを察知するもの。
そしてバウンドを合わせるわけだが、
合わせるとは捕りやすいバウンドになるところに体を持っていくということだ。
捕りやすいのは、ボールが落ちてくるときか上がりっパナ。
落ちてくる打球は軌道がわかりやすく、上がりっパナはグラブを置けば勝手に打球が入ってくるから。
ゴロはショートバウンドで捕ることを体に叩き込むことを勧める。
ショートバウンドは捕りやすいものの、その位置にグラブを持っていくとき、
グラブを前へ出すケースが多い。
これが、勇気がいる行為なのだ。
安全に行こうとしてどうしても自分の体の近いところまで呼び込んでしまいがちだ。
ところが、この方が実は処理を難しくさせる。
だから、思い切ってグラブを出し、ショートバウンドで捕る鍛錬を重ねるのだ。
サッカーでもトラップするときは(自分に向かってきたパスを止める時)、落ちてくるときか
ショートバウンドで止めようとする。
テニスでも落ちてくるときかショートバウンドで打つことが多い。
ゴロを捕るのも、トラップするのも、テニスで打ち返すのも上がり途中の膝や腰の位置で
上へ向かっているバウンドを 処理するのは難しいとされている。
いわゆるハーフバウンドというやつだ。
強い打球に集中して身構えておき、
いざ強い打球が飛んできたら一度下に腰をぐっと落とし、フットワークを軽くしておく。
打球が落ちてくるときか上がりっパナで捕るようにバウンドを合わせる。
これが距離感がとりづらい正面の強い打球に対応する捕り方。
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