毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

左打者の逆方向はイチローや篠塚、新井といった好打者の代名詞

www.facebook.com

https://twitter.com/yakyucolumn

いわゆる逆方向への打球。

右打者の右方向(ホームベースから外野へ90℃見た状態で右に位置する方向)への打球、

左打者の左方向への打球を逆方向と表現する。

なぜ、逆方向と言うかは以前に記した。

それはコチラへ⇒2014-12-1 右に打て

 

そこで、こんな記事を目にした。

井端、落合、清原…“史上最高”の右打ち打者は誰か?

右打ち打者の最高を決めようとしている記事に思えたが、結局誰が最高なのか

結論は出ていない内容だった。

 

逆方向への打球は、一般的に奨励されてきた。

テレビの解説者が、逆方向へ打った場合にダメと言うことをほとんど聞かない。

逆方向へ打つと、「こういうバッティングをつづければ、打率は上がっていく」とか

「うまいバッティング。」とか言う。

そして、少年野球からの指導でも逆方向へのバッティングは奨励される。

その最大の理由は、“引きつけ”られるからだ。

 

引きつけられるとは、

打者の体近く、

あるいはなるべくキャッチャー寄りまで投球が通過している状況でヒッティングすることを言う。

つまり、それだけ球とバットが当たるのを遅らせ、投球の通過時間が長く、

バッターからしたら見極めが効いている状態ということになる。

それだけ、その投球をしっかり見ており、バッターは、主導権をもつピッチャーの投球に対して

翻弄されていないという評価になるのだ。

そして、逆方向に打つ時は、真ん中から外角球を打つことが多い。

このバッティングをすると“逆らわない打ち方”とバッターは褒められる。

 

右打者と左打者が逆方向へ打つ意味は違う。

左打者の逆方向はイチローや篠塚、新井といった好打者の代名詞のようになってきた。

難しいとされる球を引きつけたり、体勢を崩されたりして打つ打球。

“うまく流した” “芸術的バッティング” “逆らわない” “柔らかい”とか言われる。

 

対して、右打者は左打者と同じように“うまい”とか“逆らわない”とかの要素もあるが、

進塁させるために右へ打つという理由がある。ここが大きく違う。

 

非力の打者に代表されるこの打ち方は、

プロ野球選手として生き残るためにこのタイプを選択することが多い。

つまり、無理やり右へ持っていくというケースがあるということ。

左打者では同じ状況では、逆に無理やり引っ張ることになる。

 

なぜ、進塁させるために右に打つかは、別で記そう。

明日もこの逆方向について。

www.facebook.com

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP