昨日に続きジャンピングスローについて。
2019-11-19 一見華やかに見えるだけの下手がやりたがるジャンピングスロー
ジャンプする理由はカベを作りたいからだ。
カベとは、それ以上、体が流れないための比喩の表現で、そこで体を止められる
壁の役割を果たす。
投げる際にも打つ際にも使われる。
ピッチャーは投げる際、踏み込んで前に体が突っ込まないようカベをつくり腕を振る。
打者はステップした脚の方にカベを作りスイングスピードを出す。
どちらの場合も、体が流れず、前に突っ込まないために必要な体の使い方となる。
ジャンピングスローは走りながら捕球した際のプレーだ。
止まった状態で捕球し、わざわざジャンプして投げることはない。
ジャンピングスローでのカベをつくるのは、走りながら捕球した体がその方向に流れて
送球するに力が入らないからである。
ジャンプすることで体の流れを止め、それはカベをつくることになる。
投げる方とは反対方向に走って捕る打球にはカベをつくりたいから、ジャンプをして
体の流れを止める。
走っている方向に送球する時にジャンプするのは同じくカベを作りたいからというのと
走りながら投げるのは不安定だからだ。
ただ、ジャンピングスローは大きな動きが伴い、時間を有することが多い。
そして、送球も踏ん張って投げるよりは強い球が行かない。
球際の処理にジャンピングスローを選択したくなる体が大きい選手より
送球するには短足の選手がいい。
ジャンピングスローを選択することなく、踏ん張り、素早い動作での送球が
刺す可能性が高い。
やっぱり重心が低くなる方がプレーはスムーズになる。
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