強肩で思い出されるイチロー、新庄、羽生田、糸井、福留、アレックス、
バーフィールド、テリーのバックホームの方法と強肩の評があったはずの由伸の
バックホームの方法の違い。
由伸は左足を前に出して左足の前で捕る。
こうすると、ステップが右足でワン、左足でツーの2ステップ投げることができる。
強肩外野手が一般的に行う3ステップの方法を、ステップを1つ減らすことで、
捕ってから早い返球をしようとする技術だ。
ただ、3つのステップを2つにすることで勢いはなくなるので、返球自体は弱くなる。
それでも捕ってからの早さを優先したのだ。
その理由を由伸は
「本当に肩が良いのは福留やアレックス。」として、
自分は強肩ではないと発言していた。
そのため、劣る肩を補填するために、捕ってからの早さを優先した。
由伸は左足前で捕球し、ステップを2つにすることは、飯田からヒントを得たと言っていた。
飯田の動きを参考にして、この方法を身に着けたようだ。
ステップを2つにすると同時に、投球モーションも小さくする。
飯田も由伸も捕ってからのテークバックは小さく、素早くトップまでもっていき
コントロール良く返球している。
飯田は元々キャッチャーだったので、素早い送球は身についていた。
由伸は高校時代、ピッチャーを経験。
本来は強肩のはずだが、プロの1流と比べると劣るために見出した技術なのだろう。
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