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強肩外野手列伝 そのテクニックⅡ

強肩で思い出されるイチロー、新庄、羽生田、糸井、福留、アレックス、

バーフィールド、テリーのバックホームの方法と強肩の評があったはずの由伸の

バックホームの方法の違い。

2019-5-23 強肩外野手列伝 そのテクニック

 

由伸は左足を前に出して左足の前で捕る。

こうすると、ステップが右足でワン、左足でツーの2ステップ投げることができる。

強肩外野手が一般的に行う3ステップの方法を、ステップを1つ減らすことで、

捕ってから早い返球をしようとする技術だ。

 

ただ、3つのステップを2つにすることで勢いはなくなるので、返球自体は弱くなる。

それでも捕ってからの早さを優先したのだ。

 

その理由を由伸は

「本当に肩が良いのは福留やアレックス。」として、

自分は強肩ではないと発言していた。

そのため、劣る肩を補填するために、捕ってからの早さを優先した。

 

由伸は左足前で捕球し、ステップを2つにすることは、飯田からヒントを得たと言っていた。

飯田の動きを参考にして、この方法を身に着けたようだ。

 

ステップを2つにすると同時に、投球モーションも小さくする。

飯田も由伸も捕ってからのテークバックは小さく、素早くトップまでもっていき

コントロール良く返球している。

飯田は元々キャッチャーだったので、素早い送球は身についていた。

由伸は高校時代、ピッチャーを経験。

本来は強肩のはずだが、プロの1流と比べると劣るために見出した技術なのだろう。

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