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ジャンピングスローは余計な動作入る

ジャンピングスローは華やかに見え、一生懸命やってのプレーだからそれでアウトにできなければ

仕方がないという印象を観る側に与える。

しかし、ジャンピングスローは無駄が多い。

実は、地道に踏ん張ってのスローや捕ってすぐのスローの方がかかる時間は短い。

2020-6-29 ジャンピングスローを選択したたまらん源田

2020-7-1 ジャンピングスロー カベを作って体を流したくないからやる動作

 

踏ん張って投げれば強い球を投げられる。捕ってすぐのスローならいわずもがなすぐだ。

ジャンピングスローは動きが多くなるうえ、球は弱い。

 

例えば、ワンバンドスローというのは捕る側に捕りやすい球を投げていては時間がかかる。

捕る側に捕りやすい球というのは、投げ手の手前、つまり捕り手から遠いところで

バウンドする類のものだ。

 

捕る側に遠いところでバウンドすると地面との接触、摩擦で急激に球の勢いは衰える。

するとバウンドは山なりとなり、遅くなる。

そうではなく、アウトにしようと思えば、低く強い球を捕り手の近いところに

ショートバウンドで投げる方が勢いが弱まらず、早く到達する。

捕り手は捕りづらいが、アウトにするにはこちらがいい。

走者より早くアウトにできそうだと思えるプレーなのに捕り手から遠いところで

捕りやすくバウンドさせる送球をすると走者の脚が逆転してしまうということになる。

だから、早く到達する低く強い、捕るには難しい送球で走者を殺すのだ。

ジャンピングスローではこれができない。

大型のショートが生まれにくいのはここに理由がある。

 

動きながら捕った時、スローイングするにカベを作りたいからジャンプするのだが、

実は踏ん張るよりジャンピングスローの方が楽だからこのプレーを選びがちなのだ。

踏ん張って投げたり、捕球してすぐ投げたりするのに

体力や技術や能力がないからジャンピングスローを選択する。

だから、特に日本人の運動能力で言えば、

球際の処理にジャンピングスローを選択したくなる体が大きい選手より

送球するには短足の選手がいい。

やっぱり重心が低くなる方がプレーはスムーズになる。

よくジャンピングスローを選択する坂本は下手ということになる。

 

サッカーでも転がるボールの扱いは背の低い選手がうまい。

マラドーナやメッシは背が低く、短足だ。

転がるボールを扱うには重心が低くなるための短足がいいのだ。

 

そしてバネのある肉体の持ち主は俊敏な動きを要求される野手には重宝される。

日本人でバネが伴う体というのは小さい体の人が多い。

野球選手でバネのある大型の選手というと、秋山幸二と糸井くらいだろう。

どちらもプロ野球選手でさえスーパーマンという評価をするくらい希少なタイプだ。

 

ジャンピングスローより踏ん張ってのスロー、

捕ってすぐのスローができることの方がアウトにできる。

ジャンピングスローは華やかに見え、

一生懸命やってのプレーだからそれでアウトにできなければ

仕方がないという印象を観る側に与える。

しかし、ジャンピングスローは無駄が多い。

実は、地道に踏ん張ってのスローや捕ってすぐのスローの方がかかる時間は短い。

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