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インハイ、アウトロー 原点とされる外角低めⅡ 外一辺倒で勝てる野球

インハイ、アウトロー、について高校生がとるに有効な戦略とは。

2021-1-12 インハイ、アウトロー 原点とされる外角低め

 

ピッチングに幅を持たせなければ抑えられないとか、インコースをどこかで突いて意識させなきゃ

とか、ボール球で目線を散らしてとか、やることがいかにも多そうだ。

だが、高校野球には大きな特徴がある。

それはストライクゾーンが広いということだ。

 

ピッチングに多くを要求するのはプロの影響だ。

プロの打者とプロのストライクゾーンではスピード、変化球、コントロール、配球の組み合わせで

抑えていく。

地上波で気軽に最高峰のレベルの野球に触れる機会があった一昔前の解説者が

口を揃えるかのように言ってきたピッチャーの素養を高校野球でも必要と勘違いする。

 

高校野球で勝つためには、短い期間でそれら全てを習得する必要はない。

ピッチングの幅をもたせるなど必要ないということだ。

よく言う、内を使わなきゃ抑えられないなどという常識の罠にはまらず外の低めを磨くことを薦める。

 

プロで言われる常識など通用しない程、ストライクゾーンが違うからだ。

内はハナからストライクをとろうとすることはない。見せ球でいい。

ただ、有効なのは左ピッチャーの左打者へのインコース。

左打者が多い最近では、緩い球を見せておいて真っすぐをインコースに投げきることができれば

まず、打ち返すことは無理だ。

ヒットは出ても、連打はないからこれができれば1流投手。

 

正規のストライクゾーンより左右にボール2個、高低にボール2個違うから

かなりのワイドストライクゾーンだ。

高校野球のピッチャーは投げ損ないでもストライクと言ってもらえて楽なのだから、

それを利用して勝利を目指す戦術を追求したらいい。
 
 
その上を目指すピッチャーはそれだけじゃだめだから、高みを目指してしまうが、
 
高校野球で勝つことを目指すならこっちが先だ。

 

ストライクゾーンに来た球をボールという主審はまずいない。

逆にボールゾーンをストライクと言う主審は一試合の中で数多い。

 

外にコントロールできる球を磨けば、ボール球でもストライクと言ってくれるのでバットは届かない。

たとえ、届いても、ホームベースからボール2つはずれる球を芯に当ててもフェアゾーンには飛ばないだろう。

たとえ、フェアゾーンに飛んでもヒットゾーンに落ちる可能性は低くなる。

さらにたとえ、ヒットになってもホームランはないから、続けて投げられる。

 

そして、ボール球をヒットにすることは難しいから連打はない。と言うことは、失点しない。

高校野球で勝つなら、ボール球をストライクと言ってもらえばいい。

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