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ひと冬越えたらと言わず、いつもやってればいいじゃない

ひと冬越えたら劇的に変わると野球ではよく言われる。

これは野球が冬、オフシーズンに入るからだ。

冬は試合がないから、ボールを扱わないで体力向上を目的とするトレーニングに切り替えることが多い。

2021-11-30 走れ!走れ!ピッチャー

2021-12-2 走るのも走らないのも、いい球が投げたいから

2021-12-3 ひと冬越えると球速が増す、とは言う人が多い

 

それならば、ひと冬と言わず、普段からやっていればいいじゃない、と思うほどだ。

成長期の高校生や大学生は公式戦がある期間は偏っており、短い。

であれば、冬と言わず、年中そういうトレーニングをしていればいい。

わざわざ冬に集中したり、ことさら冬を強調したり、冬だけ実戦練習から離れたことをやると、

こだわる必要はなかろう。

特に、レギュラーに届かないような選手はそういうことが比較的可能だろうし、そういう選手

は実力向上が必須であるから、体力向上のトレーニングは多く取り入れた方がいいということになる。

 

折しも、先日高校野球指導に行脚しているイチローが

「高校生はひと冬で本当に変わるからね」

と伝えていた。

それは、彼らの近い未来に希望をあたえる発言であり、勇気づけるために強調してのことだろう。

そして、そのひと冬の意味は、はやりオフシーズンの実践から離れた練習、トレーニングが

実力を上げるということだろう。

ということは、おのずと実践から離れた=自分たちだけでトレーニングに集中する時間

ということになろう。

それが変貌を遂げる時間となるなら、やはり、普段からそうしたらいいと思われる。

高校生など公式戦に忙殺される時間などたいした時間ではない。

 

練習試合や普通の練習で時間がないからだ、と言うがロジックは合わない。

実践とは違うトレーニングにそういう効果があるなら、練習試合をやめて、

あるいはそちらを中心にした練習へ変えれば実力が増すということになる。

わざわざひと冬と言わず、冬でなくても効果は一緒だ。

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