王、イチロー、長嶋、前田、篠塚、桑田、落合の練習に関する逸話を記した。
2021-2-11 やった人が必ず成果を出すとは限らないが、成果を出した人は必ずやった
2021-2-12 やった人が必ず成果を出すとは限らないが、成果を出した人は必ずやったⅡ
これらの選手は名プレーヤーであり、その技を裏付ける逸話になるから人づてとなりやすい。
そして、教訓へと発展する。
イチローに、“小さなことを重ねることがとんでもないところに行く ただひとつの道”と言われれば、ぐうの音も出ない。
あんなことをしでかす人がこう言うのだから、誰もが納得させられる。
とは言え、思う成果が出なかった人は何もしなかったのか。
そんなことはないはずだ。
たとえば、プロ野球選手になるほどの人は、元々の能力やセンスに恵まれている上に強豪校へ進み、
練習を重ね、追い込んできた人がほとんどだ。
そんな人でもプロで話題に上るような一流になる人はほんの一握り。
ほとんどが数年で姿を消してゆく。
名プレーヤーでないから話題にならないだけで、その労力は1流選手以上かもしれない。
しかも、1流選手にならなかったということは、プロの中では能力に劣っていたということになるわけで、
人一倍野球に取り組んだ可能性が大いにある。
良い方向の思考で練習を重ねた人はいい成果が出たのだろう。
または、望む成果を出すために必要なことに気づいて邁進した結果だろう。
それで成果を出した選手はことさら強調されるが、そうでない選手も多くがやっている。
それでも、もっとこうしてやったらよかったとか、あれは間違っていたな、とかはあるだろう。
イチローだって、試行錯誤の繰り返しで、新しい発見を積み重ねた。
命を懸けてやってきたが、成果が出なかった人は多くいる。
そしてやりすぎて壊れた選手もいる。
ただ、やった人が必ず成果を出すとは限らないが、成果を出した人は必ずやったとは言えるだろう。
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