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なるべく片手で捕れ、横で捕れ 無邪気に受け入れる野球理論Ⅱ

昨日は、桑田の理論を記した。

2021-2-17 無邪気に受け入れる野球理論

 

正面で捕れ、ということに関する桑田の解釈には首を傾げたくなる。

体の前で捕球する打球は全て正面だと言うのだ。

逆シングルのような形でも捕球位置は体の前だから、これも正面での捕球である。

体の前の空間で捕る打球は正面で処理しているというのだ。

 

正面じゃない横だ。これは屁理屈だろう。

正面で捕れ、というのは向かってくる打球に対して体を正対することを言う。

逆シングルで捕球する場合、捕球位置は体の前ではあるものの顔は横を向かなければいけない。

つまり正対しておらず、グラブも腕をひねらなければならない。

横での捕球だ。

 

そもそも正面という表現にこだわる必要がない。

桑田の理論は正面で捕ることが正しいという前提で話が進んでいる。

横で捕りなさい、正面でなくてもいいんだよ、正面で捕ることばかりが最善というわけではないんだよ、と言えばいい。

それを体の前は正面だ、などという無理矢理の理屈をあてこめず、横で捕ることを奨励すればいいだけの話だ。

 

正面が最善の意識があるのはおそらく、はじいても体に当てて、

前に落とせば間に合う可能性が残るということが一番大きな理由だろう。

だから正面が正しい捕球であり、正面が堅実と思われている。

 

正面ばかりがベストの捕り方でない理由は、ひとつに距離がとれるということがある。

明日へつづけよう。

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