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フォームは生きもの 変化は進化

フォームを変えたり、プレースタイルを変えたりするのは勇気がいるとされると先週記したことのつづきだ。

2022-10-13 これまでの栄光を捨て、プレースタイルを変える

 

プレースタイルの変更は勇気と言うより、決意が必要か。

プロ野球選手になるほどの野手はアマチュア時代は中心打者だった。

全ての選手がそういう立場のプロでは中心となるのは上位に位置する一握りの一流のみだ。

だから高校時代、ホームランバッターだった選手が日の目を見ず去ることは少なくないどころか

多い。

そして生き残るためにホームラン打者を捨て、つなぎの打者へとバッティングを変える。

元木は高校時代のスターからプロでは曲者に変貌した。

 

逆に、プロになってからホームランが打てるようになるという珍しいパターンの打者には決意がいらない。

ホームランが打て、チームの中心となるなら、楽しいからそういう練習をどんどんやろうとするだろう。

前田は身体が小さいからいわゆるアベレージヒッターになるはずだったが、ホームランを打てるように

なったため、飛距離を出す打ち方を求めた。

同じく身体が大きくない小笠原は高校時代ホームランを打ったことがなかったそうだ。

プロでは高打率の打者ではあるものの、ホームランも打つ中心選手となった。

門田も身体が小さく、高校時代ホームランを打ったことがないそうだが、ホームランだけを求めた野球人生だ。

 

フォーム変更には勇気という言葉が伴うものだが、上手く行っている時に変える場合は勇気がいると想像できる。

ただうまく行っているのだから、変えるということは少ないはずだ。

それを変えるというくらいだから、上手く行っている中でさらにうまくいく方法を得たから変えたいと思ったのだろう。

だから良化の感覚を獲得した楽しい時なのだから、うまく行っている時でも変更には勇気はいらないと思われる。

また明日へ。

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