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野球におけるボールウォッチャーⅡ

ランナーがベースから離れる時はボールの位置を必ず把握していなければいけないが、

野手は刺す側だから気にするのはボールだけでなくなる。

ボールウォッチャーではだめだ。

2022-4-25 野球におけるボールウォッチャー

 

ランナーはボールがどこにあるか、目を離していても把握していなければいけないが、

野手はボールの位置と持っている人の位置、ランナーがどの辺を走っているか、
を把握しながら動く。

 

自分に打球が飛んでこなかった場合のプレーはベースカバー、バックアップ(カバーリング)、

中継に走ることになる。

内野手は、ポジションにこだわって突っ立っていても、関係ないところに突っ立っていても、意味がない。

そんなところに突っ立っているのならカバーに走るとか、ベースを埋めるように走れ、となるのだ。

挟殺プレーではセカンドがホームベースカバーに入ったり、外野手がベースカバーに来たり、といったこともある。

 

ジーターがプレーオフで見せたカバーリングは有名だ。

ライト線の打球にショートのジーターがホームへのカットラインに入ったプレーだ。

通常ショートがそんなところに来ることはないのに、返球が逸れる可能性があると直感したジーターは

咄嗟にホームへの中継ラインに走り、一塁手の頭を越えてしまった返球をランニングキャッチすると、

そのままキャッチャーへバックトスして刺した。

これはハイセンスの選手が経験から成し得る業だ。

なぜそこにお前がいるんだ、というさすがジーターとうならされる超ファインプレーだった。

 

たとえ無駄に終わっても、憂いを無くすために走る。

また、そこへ走ったから相手は先の塁をあきらめるわけで、記録にはならない動きが勝利を近づけるのであり、

その動きを怠り失点したら記録にならないが大きなミスとなる。

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